国内ビール大手4社は15日、商品を運ぶ際に荷台として使う「プラスチックパレット(Pパレ)」の共同使用を推進する「一般社団法人Pパレ共同使用会」を設立したと発表した。ビール4社が共同で法人を設立するのは初めて。これまでは任意団体だったが、法人化することで組織強化と認知度アップを図る。Pパレの所在を把握する仕組みを導入し、不正に利用されているPパレの回収率を高める狙いだ。
出荷先の小売店などがPパレを目的外のことに利用し、ビール各社に戻ってこないケースが増加。2012年度は約3800万枚を出荷しているが、このうち約1%の約33万枚が未回収で、業界で年間約13億~18億円の損失が発生しているという。
このため、今回設立した法人を中心に14年春以降、指定伝票を使ってPパレの所在を把握できる管理システムを導入する。同会の友野宏章代表理事は「Pパレを回収し再利用できれば、環境対策にもつながる」と語った。