全日空の誤算
機体数が多い全日空の欠航が際立って多い。なぜか。
「787はゲームチェンジャー(勝負の流れを変えるもの)になる」。全日空の伊東信一郎社長は、787導入に際し、繰り返しこう強調していた。
787は機体に炭素繊維を採用するなどして燃費効率を従来より約2割高めた次世代機で世界的に注目は高かった。また、787は三菱重工、川崎重工など、機体構造の35%を日本メーカーが製造し「メイドインジャパン」と話題性の高い機体だ。
全日空は開発段階から787に関わり、平成16年に行った50機もの大量発注で、1号機を受け取るローンチカスタマーとなった。航空会社間の競争の中、大々的な宣伝で国際的な知名度を高めようとしてきたことも背景とされるが、その強い意気込みがトラブルによってあだとなった格好だ。
ボーイングの意気込みにも日本当局は慎重
FAAは3月12日、改善を施したバッテリーを搭載した試験飛行を許可した。