また、ボーイング民間航空機部門のレイモンド・コナー社長兼CEO(最高経営責任者)らは15日、東京都内での記者会見で、最短で数週間以内の運航再開が可能との見方を示した。
同社はバッテリーに保護システムを取り付けた新型バッテリーシステムを導入すると説明。B787の改善策は包括的で、安全性には絶対の自信を持っていると強調した。
空港側の期待も大きい。中部空港会社は、中長距離の国際線に適している787の就航を全日空に打診してきたといい、担当者は「早く運航を再開して中部に就航してほしい」と熱望。新関空会社は「運航コストを抑えられる787なら海外の航空会社の就航が増える可能性がある」として期待を寄せる。
試験飛行などが順調に進めば、4月後半にも商業運航が再開できるとの見通しもある。だが国土交通省は安全確保が大前提で、「再開の時期は分からない」と慎重な見方を示した。
また、トラブルを起こした787から脱出する搭乗客の映像で、依然としてマイナスのイメージがあり、新関空会社の関係者は「安全性はしっかりとクリアしてもらわないといけない」と語気を強める。一度失った信頼を取り戻すのは容易ではない。(中村智隆)