法林岳之さん【拡大】
--全体の動向は?
「ソフトバンクは、すでにヤフーと連携したウェブアプリの使い放題サービスも始めている他に音楽産業のavexと協業で、月定額で動画が見放題の『UULA(ウーラ)』を開始した。豊富な音楽コンテンツが特徴となっているが、開始したばかりで本気度は未知数だ。NTTドコモもビデオや、音楽、アニメ、などの使い放題サービスがあり、全方位のスキのないラインナップをそろえ、さらにドコモ版『スマートパス』ともいえる、アプリ使い放題のサービスを準備中とされているが1年遅れだ。他社に先駆けてコンテンツサービスに取り組んできたauの『スマートパス』は、3月に会員500万人に達していて、一歩リードしていると言える」
--今後のポイントは?
「ユーザーが気軽にコンテンツを利用できる『使い放題』サービスは増えていくだろう。今後、大手携帯会社にとって大切なのは、端末の性能や通信回線の品質、良質なコンテンツのほか、『お客様にどれだけ使ってもらえるか』だ。普通の人が簡単にスマホを楽しめる『サービスの使いやすさをいかに構築できるか』がポイントになる」