1アイテム10万円
なぜ、相談が一向に減らないのか。
消費者庁によると、子供が親の知らない間に親名義のカードでゲーム代を決済したり、年齢を偽って登録したりするのが一因という。こうした場合、業界関係者は「正直、対策の取りようがない」と話す。
しかし、それ以上に、ゲーム業界側の対策の甘さを指摘する声は根強い。
多くのゲーム会社はコンプガチャの自主規制とともに、希少アイテムを手に入れるために際限なくくじを引くことがないように、上限を設けたくじを導入した。だが、多くのゲームでは、1回のくじで300円前後がかかり、上限は300回を超える。300回余り引き続ければ必ず当たるとはいえ、最悪の場合、お目当てのアイテム一つのために、計10万円以上を注ぎ込むことになる。
しかも、「ゲームは無料」と宣伝しながら、結局は有料のアイテムがないと楽しめない方法が今も続いており、今年度の未成年の相談のうち約3割の305件がこうした仕組みにからむものだった。