消費者庁は改善後のくじについて、「コンプガチャと形は違っても、子供の射幸心をあおっている面がないとは言い切れない。法律に抵触する可能性の有無にかかわらず、長くサービスを続けるためにも、自主的に対策を講じてほしい」と業界に注文している。
相談増加背景に市場の急拡大も
オンラインゲームに関する相談が増加の一途をたどる背景には、市場規模の急拡大に伴う利用者の増加もあるとみられる。
日本オンラインゲーム協会(JOGA)が昨年、公表したオンラインゲームの市場統計調査によると、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で展開され、利用者同士が交流できる機能を持つ「ソーシャルゲーム」の市場規模は、平成19年に4億円だったが、4年後の23年には約700倍の約2800億円となり、ここ数年で急拡大。今後も成長する分野とみられる。
ネット犯罪に詳しい甲南大学法科大学院の園田寿教授(刑事法)は「利用料の高額請求だけでなく、出会い系サイトなど未成年者をめぐる問題が年々増えている。ネット業界の業者は、『もうかればいい』という発想ではなく、急成長の中でも社会的責任を果たす姿勢が大事」と指摘する。