住友商事の主な小売り・メディア事業の海外展開【拡大】
【フォーカス】住友商事(上)
TV通販、新興国に商機
住友商事の成長分野に対する戦略が奏功し始めている。2019年に創業100年の節目を迎える同社は50年、100年と存続する会社の実現を目指しているが、そのためには成長事業を育てていくことが欠かせず、変化に対する対応力が問われている。中村邦晴社長は「次世代の収益の育成に秘策はなく、既存のビジネスの延長線上にこそ商機がある」と言い切り、時代の変化を捉えた「機動的な経営」を武器に事業の選択と集中を加速させるつもりだ。
国内成功例を海外に
最近の住友商事の成長事業の成功例といえば、テレビ通販事業だろう。同社は今年6月、グループのテレビ通販最大手のジュピターショップチャンネルやタイ流通大手2社と組み、タイで衛星チャンネルを使ったテレビ通販に乗り出す。国内の成功事例を海外で展開し、新興国の旺盛な消費を取り込む狙いだ。