新関西電力病院(関西電力提供)【拡大】
診療科は内科、外科など28科で、がん、心臓病など四大疾病が重点診療分野。医師、看護師ら計650人近い職員が勤務。施設、スタッフとも充実している。
ただ、問題になりそうなのは関電の経営悪化だ。原発停止と火力燃料費の増大で、平成25年3月期連結決算の最終損益は過去最大の2650億円の赤字となる見通しだ。
関電は昨年11月に家庭向け電気料金平均11・88%の値上げを申請。年間1553億円の経営効率化に取り組む姿勢をアピールし、社員の保養所の全廃なども決めた。だが、値上げ幅は9・7%台に圧縮されることが決まり、さらなるコスト削減が求められている。
病院の運営費は、電力事業とは直接関係がないため、電気料金のベースとなる原価から外されている。病院をリストラ対象に含める可能性について、関電幹部は「地域に貢献しており、閉鎖してもコスト削減の効果は限られ、むしろ住民にご迷惑をおかけする」と否定する。
しかし、関電の経営が悪化する中、病院はコスト削減の「例外」として扱われているわけではなく、「医薬品、医療材料関連の支出削減に取り組む」(担当者)という。