中堅中小企業のIT支出【拡大】
安定成長に期待
光回線の純増数を再び上向かせるために取った戦略が中小企業向け支援サービスの強化というわけだ。NTT東は、ビジネスを効率化するIT化を、2社との連携によりワンストップで提供できることをアピール。現在約3万件のオフィスまるごとサポートの契約数を「4~5年後に100万件に増やしたい」(山村雅之社長)とそろばんをはじく。
そのために「デル以外のパソコンメーカーなどとも連携し、需要を掘り起こす」(山村社長)と意気込む。KDDIも狙いは同じで「支援サービスを通じて光回線と携帯電話の契約数を増やす」(東海林崇執行役員)と意欲を燃やす。
「通信事業者にとって中小企業向けは最後に残されたマーケット」。調査会社MM総研の渡辺克己研究部長はこう断言する。
中小企業は420万社を超えるが、「長引く不況でICT(情報通信技術)投資が遅れており、光回線を導入していない中小企業もある」(渡辺氏)ためだ。