「ドラクエX」【拡大】
同社はこの日、2013年3月期の連結最終損益が過去最悪となる130億円の赤字(前期は60億円の黒字)に転落する見通しになったと発表。和田氏は事実上、引責辞任に追い込まれた。
ヒット要因は「交流」
業績の足を引っ張ったのは、欧米向けに開発した家庭用ゲーム機用の大型ソフトの不振だ。12年11月発売の「ヒットマン アブソリューション」は450万~500万本、13年3月発売の「トゥームレイダー」は500万~600万本の販売を13年3月期中に想定。計画上は8~9割程度の数値にとどめたにもかかわらず、「さらに下回る結果となり、流通対策費も追加発生して収益を圧迫した」(和田氏)という。
激しい競争の下、ヒットが見込めない新作ソフトの発売中止を決めたほか、1人用と複数の人数で遊ぶ2つのパターンを用意していたゲームの仕様をどちらかに一方だけにするなど、開発スタイルの見直しも決断。既に投じた開発費用の損失処理などで13年3月期に約100億円の特別損失を計上する。