中国の上海モータショーで人気を集めている現代自動車のブース=21日【拡大】
一方の現代自も、傘下の起亜自動車を含めた1~3月の販売台数は35%増の約39万台と絶好調。上海モーターショーの同社のブースには、特徴のあるデザインが目を引くスポーツカーなどに人だかりができていた。
野村総研上級コンサルタントの張翼氏は「サッカーワールドカップのスポンサーを務めるなど、現代自の巧みな広告戦略が中国内陸部でのイメージ向上に役立っている」と指摘する。
これに対し、北米や日本国内を主力とする日本メーカー勢は「先進国での需要は高いが、新興国向けでの人気は今ひとつ」(張氏)。安全面や環境対応など高い技術力に定評はあるものの、中国人が好む上質感や派手さ、見栄えでやや劣るという。
特に、今後の拡大が見込まれる内陸部では根深い反日感情が以前からあるうえ、格好が良くて荷物も運べるスポーツ用多目的車(SUV)など大型車の人気が高いことから、セダンが主流の日本勢は食い込みにくい。