住宅各社、増税後の反動警戒 アベノミクスに沸くも…思い出す苦い記憶 (4/5ページ)

2013.5.1 08:00

新設住宅着工戸数

新設住宅着工戸数【拡大】

 このため、現時点では駆け込み需要がどれくらいになるのか読み切れていない。というより住宅各社が気にするのは需要先食いによる急激な反動減だ。

 国土交通省や住団連によると89年4月に消費税(税率3%)が導入されたことで、新設着工戸数は90年の170万戸から91年には約137万戸と急減した。

 97年4月の消費税率引き上げ(5%)時も、96年の約164万戸から97年には約138万戸に落ち込み、さらに98年には約119万戸と減った。この2年間で約44万5000戸が消えた計算だ。

 軽減税率の必要性など政策的配慮訴え

 過去2回の消費増税による住宅需要の急減という嫌な経験則から、住宅各社には足元の住宅販売の好調ぶりに浮かれた様子はない。むしろ、「二度あることは三度ある」ことへの警戒感だ。

重点項目に「住宅税制・金融への取り組み」を掲げた

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