自販機「価格のジレンマ」 消費増税シフト…1本200円の高単価品を投入 (3/5ページ)

2013.5.3 09:00

清涼飲料水の自販機売上高と台数

清涼飲料水の自販機売上高と台数【拡大】

 「オロナミンC」(大塚製薬)など栄養ドリンクと呼ばれる飲料の購買層は年齢の高い男性が中心なのに対し、若年層にも人気があるなど購買層が広い。主力の飲料商品より50円以上も価格が高く、収益面での貢献度は大きい。

 品ぞろえにメリハリ

 2社がエナジードリンクの自販機販売に乗り出すのは販売増だけでなく、単価の高さが自販機の品ぞろえにメリハリを生み出すといった期待もある。背景にあるのは、自販機販売が抱える「価格のジレンマ」だ。

 人件費を大幅に抑えられるとともに商品を定価で販売できる自販機は粗利益率が高く、飲料メーカーは利益全体の約6割を自販機で稼ぎ出しているとされる。

 日本自動販売機工業会によると、12年の自販機による清涼飲料水の販売額は前年比0.4%増の1兆9022億円で、飲料販売全体の約3~4割を占めた。

 だがその半面、価格設定では柔軟性に欠ける。3%の消費税が導入された1989年には缶飲料の価格を100円から110円に、97年の税率5%への増税時には120円に値上げしたが、安売りに踏み切ったスーパーでの購入に消費者がシフトした。

エナジードリンクの自販機販売で足並みがそろった

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