化粧品に異業種参入相次ぐワケ グリコ、富士フイルム、サントリー…なぜ? (3/4ページ)

2013.5.3 09:00

味の素が発売した化粧品「jino」。直営店での販売にも力を入れている=大阪市中央区のなんばウォーク

味の素が発売した化粧品「jino」。直営店での販売にも力を入れている=大阪市中央区のなんばウォーク【拡大】

  • 江崎グリコの化粧品ブランド「gg」の製品(同社提供)
  • ロート製薬の「オバジCシリーズ」。光による悪影響を避けるため、化粧品らしからぬ茶色の容器に入っている

 現在は7シリーズ29品を展開しているが、代表的なシリーズが「オバジCシリーズ」。このシリーズでは、肌のくすみや乾燥小じわに効果がある一方で壊れやすいビタミンCを、安定した高濃度の状態で配合。そこに製薬会社ならではの技術が活用されているという。

 同社経営企画本部の西脇純子さんは「健康と美は密接な関係がある。健康がテーマの製薬会社が美をテーマとする化粧品を作るのは自然な流れ。もちろん、メンソレータムなどで培った皮膚科学の技術力を生かした製品になっています」と話す。

 対面販売でなくてもOK

 他にもサントリーグループのサントリーウエルネス(東京都港区)や、日本盛(兵庫県西宮市)、白鶴酒造(神戸市東灘区)などの酒造メーカーは酒には欠かせない酵母などの技術を、また「味の素」(東京都中央区)はうま味成分であるアミノ酸の研究成果をもとに、化粧品を開発している。

異業種からの参入を容易にしている背景とは?

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