エコ意識の浸透と敏感肌の増加などから、化学物質をできるだけ使わず、自然にも肌にも優しい化粧品を求める人が増えている。自然派・オーガニック化粧品市場は年々増加し、インターネット中心だった販売も実店舗が増えてきた。一方で、自然派・オーガニック化粧品の定義が曖昧なため、消費者の選択を難しくしている。(村島有紀)
ネットから店頭
矢野経済研究所(東京都中野区)によると、自然派・オーガニック化粧品の市場は右肩上がりで拡大中。平成19年の734億円から、一昨年は930億円に増え、その後も増加中とみられる。
これまで、自然派化粧品は海外製か小規模ブランドが多く、インターネット上での販売が中心だった。しかし、数年前から大手百貨店などが店頭で取り扱い始めた。
高島屋大阪店(大阪市中央区)は2年半前、自然派化粧品を集めた「ベル ナチュレール」(80平方メートル)を1階化粧品コーナーに開設した。昨年夏に続き、今春も特設会場で催事を開催。体調の変化やストレスを感じやすい30~40代の女性でにぎわった。