デジタル家電の不振や韓国メーカーなどとの競争激化から、電機大手は軒並み業績が悪化。シャープは希望退職を募集し、昨年12月までに2960人が去った。パナソニックも希望退職を募っている。
強みは消費者目線
実はアイリスの創業の地は大阪だが、石油ショックを機に大阪の本社をたたんで工場のあった仙台に拠点を移した。
プラスチック製造からスタートしたアイリスは「消費者目線」にこだわった生活用品を開発してきた。主要販路であるホームセンターの成長鈍化で売上高が伸び悩む中、新たな収益源として目をつけたのが、21年に参入した家電分野だった。
LED(発光ダイオード)照明、IHクッキングヒーター、扇風機、掃除機…。電機大手が志向する機能性ではなく、消費者目線に立った使い勝手の良さを追求した白物家電を自社開発。手ごろな値段で供給したことも消費者に受け入れられ、急成長してきた。