ビフィズス菌の整腸作用効果などは乳酸菌より高く、広告でもPRしているが、消費者にはなかなか浸透していない。
だが、ビフィズス菌や乳酸菌が、インフルエンザの予防に役立つという研究結果を効果的にアピールしたことで、競合他社の一部商品が爆発的に売れるという事例も出てきた。
海外では国内ほど表示規制は厳しくなく、育児用ミルクへのビフィズス菌の使用も可能。競合商品との差別化とともに、国内に比べ販売ルートを多様化できる可能性もある。今回の受賞実績を武器に、ビフィズス菌の機能性の高さを啓蒙(けいもう)する販促活動も各国で展開する予定だ。
森永乳業は、2020年度までに海外売上高比率を現在の3倍超となる10%超にする目標を掲げる。海外市場の開拓には、技術を多様な商品に応用する研究開発力と、海外市場を見極めるマーケティング力、PR戦略の一層の強化が不可欠といえそうだ。(西村利也)