HEMSはITを使い、太陽光パネルや燃料電池など電力を「作る」装置、蓄電池や電気自動車(EV)など「ためる」装置、家電など電力を「使う」装置、発電量や使用量をチェックできるタブレット端末など電力を「見る」装置-を連結させる。こうすることで、昼間は太陽光発電で電力をまかない、夜は蓄電池や電力会社からの電力に頼る、といった“使い分け”が可能になり、節電につながる。
また、家電の使用時間や使用量を計測することで各家庭の生活パターンを把握。同じ地域内で「夜型生活」の家庭と「朝型生活」の家庭をうまく組み合わせ、電力使用のピークをずらす、といった効率的な配電ができる。
ドコモのHEMSの最大の特徴は多彩な電力供給源だ。(1)電力会社からの購入電力(2)太陽光パネルの発電電力(3)リチウムイオン蓄電池にためた電力(4)都市ガスから水素を取り出して発電する「燃料電池」の電力(5)EVにためた電力-の5種類に対応が可能。