三菱自、業績好調も本格復活は正念場 パジェロで一世風靡した面影なく… (2/4ページ)

2013.5.18 08:00

 ただ、供給を受ける電池に不具合があったとしてPHV「アウトランダーPHEV」の出荷も取りやめるなど、問題がその後も露呈。品質への不安払拭に向けた取り組みは喫緊の課題となっている。

 その一方で、13年3月期の最終利益は379億円と10年ぶりに過去最高益を更新。14年3月期は中期経営計画で掲げた目標450億円を上回る500億円を見込む。

 円安に助けられた部分もあったが、東南アジアなど新興国での販売が小型車「ミラージュ」を中心に好調を維持。さらに12年度に稼働率が低迷していたオランダ工場を売却、販売不振だった「ギャラン」など北米専用モデル4車種の生産も取りやめた。

 着実に進めてきた選択と集中の成果も確実に表れ始めている。益子社長も「会社もだいぶ力がついてきた」とかみしめるように話す。

 地域別でみると、欧州は13年3月期は営業赤字だったが、14年3月期は4年ぶりの黒字転換を見込む。北米も14年3月期は7年連続の赤字ながら前期比160億円改善する見通しだ。

「パジェロ」や「パジェロミニ」で一世を風靡した面影はない

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