店内はカウンター11席。メンバーとお客さんが夢を語り合える空間を作ることに最もこだわっている=2013年5月12日、東京都港区新橋の学生居酒屋「あるばか」(学生居酒屋「あるばか」4代目メンバー撮影)【拡大】
サラリーマンの街、東京・新橋に現役大学生だけで経営する「居酒屋あるばか」がある。2010年にオープンし、年度ごとに次代のメンバーへと引き継ぎ、現在は「4代目」だ。店舗の運営だけでなく、経営マネジメントもすべて11人のスタッフだけで行っている。「夢を語り合う場所」という学生居酒屋の魅力を、メンバーがリポートする。
□今週のリポーター 学生居酒屋「あるばか」 4代目メンバー
「本気」で挑む 夢を追い、夢を語る場所
サラリーマンであふれる夜の新橋。この飲食店激戦区にあるのが、「居酒屋あるばか」だ。現役大学生11人が経営している。
2010(平成22)年9月8日、当時大学4年だった先輩たちが開業した。就職の内定を得て、残された大学生活で「全力で夢中になれるものはないか」と探し求めるなかで、居酒屋にたどりついたという。なぜ居酒屋だったのか。初代の石塚泰斗代表は、こう語る。