店内はカウンター11席。メンバーとお客さんが夢を語り合える空間を作ることに最もこだわっている=2013年5月12日、東京都港区新橋の学生居酒屋「あるばか」(学生居酒屋「あるばか」4代目メンバー撮影)【拡大】
「居酒屋には、社会で必要とされる多くのビジネスの要素が含まれている。仕込みは物流、接客はサービスで、食品、内装・リフォーム、広報のほか、人事・マネジメントや財務管理も。将来目指すビジネスに、学生のうちから実社会のレベルで挑戦できる。そこにやりがいを感じた。『こんなこともできるんだ!』と、学生の可能性を追求したかった」
そんな初代代表の考えに共感して集まったのが、初代のメンバーだ。店名の「あるばか」は、「ある、ばかな大学生たちの本気居酒屋」という意味だ。
何でも吸収する
店に立つのは、一歩でも夢に近づきたくて、あるいは夢を見つけたくて、今の状況を変えたくてもがく大学生。お客さんや社会から何でも吸収しようという意欲にあふれている。自分の夢や思いに正直に向き合う「ばか」な大学生たちが本気になって店を経営し、社会に挑んでいる。
大学の授業を終えて店に出勤し、仕込みをして開店する。スケジュールを調整し、月1日(最終週の日曜日)の定休日を除き毎日営業している。