まるで戦時…息を潜めて生活する日本人 集団暴走、感情支配「中国」の怖さ 留学生が見たリアル中国(1) (1/6ページ)

2013.4.27 12:30

激化した反日暴動。中国の若者たちは無差別に日本車めがけて跳び蹴りを繰り返した=昨年9月、中国・西安市内

激化した反日暴動。中国の若者たちは無差別に日本車めがけて跳び蹴りを繰り返した=昨年9月、中国・西安市内【拡大】

  • 反日暴動の激化で、襲撃を恐れ中国国旗を掲げ自衛する吉野家=昨年10月、中国・北京市内
  • 反日暴動で壊され、横転したままの日本車。中国人は記念撮影していた=昨年9月、中国・西安市内

 「西安で反日デモ」

 2012年8月18日、土曜の夜。中国陝西(せんせい)省西安市内の大学の留学生寮でパソコンを開くと、インターネットのニュースが目に飛び込んできた。ついさっき、西安の中心部でのんきに火鍋を食べてきたばかりなのに…。当初は“緩さ”も感じられた反日活動だったが、日本が沖縄県・尖閣諸島を国有化して以降は激しさを増していき、中国の反日度も上がっていった。

 パトカーで居眠り…緊張感ゼロ

 当時、香港の活動家による尖閣諸島への上陸をきっかけに、微妙に緊張は高まりつつあった。地元の大学が、日本人留学生たちに「19日から反日活動が行われる恐れがある」と注意を呼び掛けてもいた。

 だが、それまで1カ月近くの西安暮らしで、中国人の反日意識を感じたことはなかった。唐の都・長安だった西安には名所旧跡が多く、日本人観光客はいい「お客さん」だ。密教の奥義を学んだ弘法大師空海の記念碑もある。日中間で歴史分野の学術協力も盛んだ。それだけに、中国各都市のトップを切ってデモが行われたことが意外だった。

パトカーで居眠りする警察官、仲間同士でケンカ…

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