3年前、全てのゲーム開発を森下社長の直轄にした。森下社長は面白いゲーム作りに専念し、ゲーム開発の全責任を担う。予算管理や人員配置は専門の担当者が行う。作業の進捗(しんちょく)状況に合わせて開発チームの人員は柔軟に入れ替わる仕組みで、組織の形はアメーバのように変化していくという。
エンターブレインによると、2012年のゲーム全体の国内市場規模は前年比15.3%増の9776億円で過去最高を記録。このうちパソコンやスマホ向けにオンラインで販売するソフトは35.5%増の4943億円にのぼり02年の調査開始以来初めてゲーム市場全体の過半を占めた。その原動力の一つがパズドラだ。
パズドラの伸長によって、ゲーム市場の勢力図は一気に塗り替えられた。今年の年末商戦にはソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション(PS)4」や米マイクロソフトの「Xbox One」など、新しい家庭用ゲーム機も登場する。リアルタイムでゲームを楽しめるストリーミング配信の本格普及も進むとみられ、娯楽時間を奪い合うゲーム業界各社の争いはますます過熱しそうだ。(米沢文)