中国の対日投資残高【拡大】
本間は柿の木の木材を使う「パーシモンヘッド」で高い評価を得た。塗装、研磨など「100分の1ミリ」までの感覚が要求されるプロ仕様のヘッドで、職人による丁寧な仕上げが特徴。しかし、大量生産できる金属製クラブが主流になる中、流れに乗り遅れた。ゴルフ場経営にも失敗、05年に東京地裁に民事再生法の適用を申請、ジャスダック上場も廃止となる。
国内の投資会社が支援に乗り出した5年ほど後、経済成長が続く中国市場でのゴルフブーム到来を予感した、複数の中国系企業から買収の打診が来た。リーマン・ショックの影響で金融市場が冷え込んだこともあり、国内で支援に名乗りをあげた企業はなかったという。その結果、10年2月、中国大手企業などが共同出資した、劉氏が率いる投資会社と資本提携する。現在は100%の株式を同社が保有している。
劉氏が本間に注目したのは、友人が持っていたクラブの品質。中国や韓国などアジア市場で事業展開できると判断した。