新技術の導入にも貪欲だ。製菓機械のマスダック(埼玉県所沢市)が開発したマシンは業界初の「3Dプリント機」をうたう。チョコレートやトマトソースなどを独自技術で立体的にデコレーションするもので、量産化にも対応できるという。鈴茂器工(東京都練馬区)は、油揚げに空気を注入してコメを入れやすくする「いなり寿司ロボット」を開発。細巻きや太巻などを1時間で最大4000本作る「のり巻き成形機」も改良した。
日本食品機械工業会によると、2012年に食品機械の国内販売額は前年比2.1%増の4385億円だった一方、輸出額は8.6%増の325億円と3年連続で伸びており、各メーカーは海外市場の開拓を急いでいる。
前川製作所(東京都江東区)は、世界各地に顧客を持つ鶏もも肉の全自動抜骨機械を改良し、もも肉と脚部分をカットする機能を追加。鶏肉加工が盛んなブラジルやタイなどで展開する企業に拡販を図る構えだ。