(2)テレビ事業黒字化の説明求められ「攻めのフェーズに入った」と平井社長 に戻る
《引き続きソニー株主からの質問が続く》
株主の質問 「日本の電機業界は4、5年大変なことになった。辛抱をして技術者が流出しないように、技術者を抱きかかえて経営してほしい」
平井一夫社長 「ソニーにとって重要なのは、競合他社の利点につながる技術者(流出)の引き留めだ。競争力や市場での差異化に貢献する技術者の引き留めにはさまざまな施策を考えている。重要なのは、情熱を持って開発した技術が商品に搭載され、市場で出され、ユーザーに喜ばれること。リスクをとってでも新しい商品を出すことが技術者のつなぎ止めにつながる」
株主の質問 「(創業者の)盛田昭夫さん、井深大さんが創ったソニーの精神は引き継がれているのか。機能と感性は結構だが、大衆が使えるものを創ってほしい。アップルやサムスンを質的に乗り越える、追い越す、という精神を持って経営しているか。その根性をお尋ねしたい」