“川重クーデター”の背景 東京と神戸に拠点…意思疎通に距離感 (1/4ページ)

2013.6.26 08:15

川崎重工業の神戸本社「神戸クリスタルタワー」=神戸市中央区(本社ヘリから)

川崎重工業の神戸本社「神戸クリスタルタワー」=神戸市中央区(本社ヘリから)【拡大】

  • 川崎重工業の兵庫県の工場では、山陽・九州新幹線も製造している=神戸市兵庫区の川崎重工業兵庫工場
  • 世間の注目を集めた川崎重工業のクーデター劇。解任された長谷川聡前社長(右)と村山滋新社長にコミュニケーションはなかったのか…

 三井造船との経営統合交渉を進めた前社長ら取締役3人を統合反対派が電撃解任した川崎重工業。“クーデター”の背景には、個々の事業部門が独立して強い権限を持つカンパニー(事業部)制という組織形態に加え、東京と神戸に拠点が分かれる物心両面の距離感があった。次期社長レースをめぐる勢力争いも影を落としたとの見方も出ている。

 “多頭経営”の弊害か

 「川崎重工は(取締役)みんなに代表権がある独特の経営形態。だからオープンな話し合いが必要だし、私が現役のときはそうやってきた」

 川重のある役員OBはため息をついた。

 同社は6月13日に開いた臨時取締役会で、長谷川聡社長と企画担当の高尾光俊副社長、広畑昌彦常務(肩書はいずも当時)を解任する緊急動議を10対3の賛成多数で可決した。3氏は三井造船との経営統合を水面下で進めていた。

 企業では代表権をもつ取締役は自分の署名で契約、決裁が可能。大企業でも会長や社長、副社長、よくて専務までしか代表権は与えられない。

川重の場合、解任前は13人のうち10人が代表権をもっていた

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。