日産が中国のみ展開する「ヴェヌーシア」。1世代前のプラットフォーム(車台)を使い、低価格で販売している=上海モーターショー(飯田耕司撮影)【拡大】
ホンダの中国での合弁会社「広汽ホンダ」は26日、中国専用車「クライダー(中国名・凌派)」を発売した。1980年代に生まれた若者をターゲットとした中型セダンで、価格は11万4800元(約184万円)から。日系自動車メーカー各社は、中国専用車や中国独自ブランドの販売を強化しており、同国市場でシェアを高めるフォルクスワーゲン(VW)やメルセデス・ベンツなどのドイツ勢に対抗する。
昨年の中国の新車販売台数は、前年比4.3%増の1930万台だった。市場拡大を牽引(けんいん)してきた沿岸部の新規需要が伸び悩む一方で、内陸部の新規需要は今後も右肩上がりが見込まれ、今年の新車販売は2000万台突破が確実視される。
激しいシェア争いの中、日本勢が活路を見いだそうとしているのが、中国独自ブランドだ。日産自動車は、昨年4月に立ち上げた「ヴェヌーシア」を軸に内陸部への侵攻を狙っており、「一世代前の車台(プラットホーム)を使って、100万円を切る安い車で、需要を取り込んでいる」(中村史郎常務執行役員)と話す。