ヘッドライトバルブの生産ライン。ガラスの中にフィラメントが設置されている=ドイツ・アーヘン【拡大】
ライティング事業の柱の一つがヘッドライトバルブだ。他社に先駆けてハロゲンバルブやキセノンバルブの量産化に成功。水銀を使わないキセノンバルブを開発するなど、市場を牽引(けんいん)してきた。現在、世界シェアはトップを誇っている。
マーケティング統括バイスプレジデントのディミトリ・ジャレード氏は「(ヘッドライトバルブの)売上高はライティング事業の1割に満たないが、利益面の貢献が大きい。低価格の商売をするのではなく、イノベーション(技術革新)によって価値を顧客に提供し、利益を出している」と強さの一端を語る。
さらに、他社と差別化しているのが品質へのこだわりだ。唯一の日本人の品質統括責任者として、アーヘン工場で勤務する山内雅史氏は「品質とは最終的に顧客が満足するかどうか。バルブの輝度(明るさ)と精度を出そうと、細かく見ながら作り込んでいる」と強調する。