人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ」のイベントでステージに立つ、プロデューサーの山本大介氏【拡大】
パズドラはパズルをしながら敵のモンスターを倒し、自分のキャラクターを育成するゲーム。スマホの特性であるタッチ画面を生かし、「ドロップ」と呼ばれる玉を前後、左右、斜めに動かして同じ色のドロップを3個以上並べて消していく。単純なパズルと、ユーザー自身がゲーム内の主人公となるロールプレーイングゲームの2つの要素を組み合わせた点が目新しく、多くのファンの心をつかんだ。
ダウンロード数は昨年2月のサービス開始から約1年で1千万件を突破。口コミでじわじわと評判が広まってきたところに、昨年10月のテレビCM放映開始で人気が沸騰した。
ガンホーは平成14年創業。ソフトバンク傘下のゲーム会社で、会長の孫泰蔵氏はソフトバンク社長の孫正義氏の弟に当たる。
パズドラ効果でガンホーの業績も好調だ。25年1~3月期の売上高は前年同期の9・4倍、営業利益は75倍にそれぞれ拡大した。ジャスダック上場のガンホーの株価は、年初の8千円弱から5月14日には16万3300円をつけた。時価総額は一時、任天堂を超え、投資家の話題をさらった。