鉄道各社、省エネ車両相次ぎ投入 電力値上げに対応 (1/3ページ)

2013.7.8 08:00

東武鉄道が6月から導入したアルミ合金で車体を軽量化した新型車両

東武鉄道が6月から導入したアルミ合金で車体を軽量化した新型車両【拡大】

 鉄道各社が省エネ性能を高めた新型車両を相次ぎ導入している。軽量化に加えモーターなどに最先端技術を取り入れたり、車内照明に発光ダイオード(LED)を採用するなど、あらゆる手法で使用電力の削減に努めている。電力各社の相次ぐ電気料金値上げが、使用量の多い鉄道会社の経営を圧迫しており、省エネ車両を節電に役立て、収益力向上につなげる。

 JR東日本は、2015年に宮城県で仙石(せんせき)線と東北本線の接続線が開通するのに合わせ、ディーゼルエンジンと蓄電池を組み合わせたディーゼルハイブリッド車両「HB-E210系」を8編成導入する。

 路線状況に応じて動力源を使い分けるほか、ブレーキ時に発生したエネルギーを蓄電池にためて再利用する「回生ブレーキ」で燃料消費量をディーゼル車より1割減らす。車内照明も全てLED化し、使用電力は蛍光灯より6割減らす。

 通勤形にも、既存の「205系」より電力使用量が3割少ない「E233系」を、14年度から川崎市などを走る南武線に投入する。

モーターのエネルギー高効率化で1割削減した「1000系」を6月から本格導入

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