電通の「ウッド・イノベーション・プロジェクト」関連フォーラムでは、独創的な木製品が数多く展示された=東京都港区の電通ホール【拡大】
活動の一つが、電通の企画・デザインを全国各地の木材加工会社が具現化する連携策。例えば木製の祝儀袋などの生活用品の商品化を計画する一方、光を透過する木製シートで動物をモチーフにした発光ダイオード(LED)内蔵アート作品の開発に取り組んでいる。
環境プロジェクト部の國重亜希プロデューサーは「国産木材の価値を高めて需要を作り供給者を潤したい」と語る。この考えのもと、木材活用を考える企業向け広告提案も行う方針だ。
一方、グリーンプラスは森林を生かした環境マーケティング分野で、5月に読売広告社と業務提携した。
両社は企業向け山村体験ツアーに注力。ツアーを通じて間伐などの森林管理に伴い増大する二酸化炭素(CO2)吸収量を算出してCO2排出権(クレジット)にする活動を紹介し、参加者はクレジットの背後まで学ぶ。
両社は、社会貢献とビジネスの両立に意欲的な参加企業が山村に出向き魅力を引き出す流れを広める。例えば間伐材を用いた「カーボンオフセット付きジュース」の販促が想定される。