合従連衡模索、事業継続再考も
例えば、かつて国内トップシェアを誇ったNECの携帯電話事業は海外勢に押されシェアが低下、3期連続で赤字となった。この結果、単独での生き残りは難しいと判断し、中国の聯想(レノボ)グループと事業統合を交渉中だ。
今後3年程度でスマホの国内シェア首位を奪う計画を掲げていたシャープは、ツートップ戦略によって「すべてが台無し」(関係者)という。シャープは経営危機が深刻化した2012年に、富士通との事業統合が社内で浮上した経緯もある。今後、各メーカーは事業継続に向けて再考を求められる可能性もある。
危機感を募らせる国内メーカーにとって、不振の携帯電話事業をどうするかの「決断の時」は迫っている。海外勢に比べ世界的競争に打ち勝つ経営資源も乏しい国内メーカーは、国内外を含めた合従連衡の道も模索せざるをえない状況だ。“ドコモショック”に揺れる市場で、淘汰(とうた)の幕が上がった。(是永桂一)