トヨタの戦略は、「為替に左右されない生産体制を築く」(伊勢取締役)ことだ。国内の主力工場での生産にこだわってきたレクサスの生産を米国でも行うことを決定。5億ドル(約490億円)かけてケンタッキー工場を拡張し、15年から中型セダン「ES」を年5万台生産する。
日産は、これまでの円高基調で輸出採算が悪化しており、「インフィニティが日産全体の営業利益に占める割合は1%未満」(カルロス・ゴーン社長)の状態だった。このため、米国での生産を検討しており、収益性を高める構えだ。
ホンダは、「HVの展開を増やすことで、ブランド力を上げる」(岩村哲夫副社長)考えだ。
ブランド強化へ
しかし、米国市場に目を向けるのはドイツメーカーも同じだ。冷え込む欧州市場での販売を補完しようと、ダイムラーやBMWが攻勢をかけており、高級車ブランド「メルセデスベンツ」と「BMW」は、着実にシェアを拡大している。