だが、一時は数十万人が利用したとされるウィニーは、違法ファイル流通の温床となり、ウイルスに感染した利用者のパソコンからの情報流出も相次いだ。ウィニーでゲームや映画を違法流通させた利用者が有罪となり、金子さん自身も公開から2年後の16年5月、逮捕された。
“包丁”開発者の責任
「この人を絶賛してるやつ一杯いるけど、この人のせいで人生棒に振ったひともたくさんいるよな」
「この人のせいじゃないだろ。包丁使って通り魔殺人があったとしても、悪いのは通り魔犯であって、包丁を作った職人さんじゃない」
「包丁は99%普通に使われる。ウィニーは99%違法行為に使われる」
「アメリカでは銃は100%人を傷つけるために使われるが、銃の製造者自体は犯罪者ではない」
これは、金子さんの死を受けてネット上で交わされた議論の一部だ。