熟年夫婦のリフォーム需要活況 マンモス世代に住宅業界注目 (2/4ページ)

2013.7.15 18:00

高島屋大阪店に3月オープンした住宅コーナーの主要客は団塊世代を中心とする50~60代だ=大阪市中央区(田村慶子撮影)

高島屋大阪店に3月オープンした住宅コーナーの主要客は団塊世代を中心とする50~60代だ=大阪市中央区(田村慶子撮影)【拡大】

  • 積水ハウスの研究開発拠点「住ムフムラボ」には、夫婦2人暮らしの提案コーナーを設置。ダイニングのそばに趣味を楽しめるそれぞれのスペースを設け、夫婦の心地よい距離感を表現した=大阪市北区(田村慶子撮影)
  • 50~60代のアクティブシニア層向けに開発したTOTOの浴室。浴槽横に広めのベンチを付けたほか、転倒を防ぐ滑りにくい床などを採用しながら、デザイン性も高めた=大阪市住之江区(田村慶子撮影)

 「地域交流や自分の時間を積極的に楽しみ、セカンドライフを謳歌する夫婦をイメージした」。積水ハウス住生活研究室の中村孝之部長はこう説明する。

 高島屋大阪店(大阪市中央区)は今年3月、三井ホーム、パナホーム、住友林業の3社と住宅の共同売り場「インテリアステーションHOW‘S(ハウス)」を開設。団塊世代を中心に50~60代の来店客が約半数を占める。

 百貨店と住宅メーカーという異色の組み合わせが脚光を浴びる。新築・リフォームの契約事例では、子供部屋やリビングを改装し、ホームシアター、書斎をつくるケースも。「毎日の生活を活動的に過ごしたいと考える高齢夫婦は多い」という。

 市場を沸かす元気シニア

 高齢者向けというと、「サービス付き高齢者向け住宅」など、介護や医療に重点を置いたものと思われがちだ。だが実際、介護が必要な70代以上は国内人口の2割未満。一方で消費市場を最も牽引(けんいん)しているのは、足腰のしっかりした50~60代の元気世代。人口の約3割を占めるマンモス世代で住宅業界にとっても魅力的なターゲットだ。

まさに日本には元気な「アクティブシニア」があふれているといえる

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