業界で最も早い6月1日に、約150種類の品ぞろえを誇るランドセルセンターを開設したのは西武池袋本店(東京都豊島区)。壁一面に現物を並べ、孫がランドセルを背負う姿をすぐに祖父母に見せる戦略が奏功し7月末までの売り上げは前年同期比2.6倍にのぼるという。
スーパー各社も、祖父母の購買力を取り込むべく、高価格帯の商品を投入する。人気ブランド「かるすぽ」を展開するイオンは今月3日から、「フラットキューブ」シリーズで従来より1万円以上も高い5万円台の高級プレミアム版を限定販売。イトーヨーカ堂も2日、製造大手セイバンとの共同開発で、デザインに銀箔(ぎんぱく)をあしらった「ルミナスグレア」を同社最高の7万2000円で限定発売した。
イトーヨーカ堂の担当者は「祖父母がランドセルを買う比率は今や約7割。景況感が改善する中、消費を牽引するシニア需要の恩恵も受けられる」と、ランドセルのお盆商戦に期待している。