電子部品大手6社の2013年4~6月期連結決算【拡大】
HV拡充で上振れも
電子部品業界にとって、もう一つの稼ぎ頭は自動車関連部品。その中心となるのは、ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)だ。「HV、EVは、スマホと比べて普及率はまだまだ低いが、日系自動車メーカーを軸に日本市場や新興国、米国などで普及が進み、関連の電子部品の市場規模としては前年比2割くらいの伸びを期待している」(TDKの熱海一成・電子部品営業グループ営業企画統括部統括部長)という。
エコカーの2強はトヨタ自動車とホンダ。電子部品業界では、軽自動車に力を注いでいたホンダが、「フィットハイブリッド」を9月に投入するのを機に、HV拡充に乗り出すとみられている。トヨタは堅調にHVを強化しており、ホンダがHVの台数を増やす分が、電子部品業界にとって、上振れ分として期待されている。
スマホ、自動車関連の部品の追い風で、業績の拡大を期待する電子部品業界だが、最大の懸案は中国経済の先行きだ。スマホ、自動車ともに完成品メーカーが巨大市場として力を入れている中国経済が落ち込めば、その完成品メーカーに製品を納めている部品メーカーの業績に対する打撃は避けられない。