官民一体で中韓勢に対抗
港湾運営では、三井物産がインドネシアで北カリバル新コンテナターミナル事業権の優先交渉権を取得した。10月にも船会社などと共同で合弁会社を設立し、事業化に乗り出す計画だ。
インドネシアは日本企業などの自動車関連産業の進出ラッシュで、2030年までに取扱貨物量が現在の3.2倍に膨らむとの見通しもある。このため、北カリバルの第2、第3ターミナル事業権をめぐる受注合戦には三井物産、伊藤忠商事、三菱商事の企業連合が名を連ねているほか、チラマヤ新港の受注にも関心が高まる。
とはいえ、空港や港湾運営は新興国ならではのリスクを無視できない。ミャンマーではマンダレーと同時にヤンゴン国際空港拡張、ハンタワディ新国際空港の入札が行われた。ヤンゴンには豊田通商や双日が挑んだが、これまでも空港運営を担ってきた地元企業アジア・ワールドが中国企業と連合を組んで落札。ハンタワディは新関西国際空港会社と大成建設が応札したものの、韓国の仁川国際空港連合にさらわれた。