競泳水着で後発ミズノ反撃! 高速LR騒動後に「あえて打って出た」 (2/4ページ)

2013.9.7 18:00

 「選手との人間関係やつき合いが深ければ、こちらがつくった製品をそのまま着てくれた」(吉井さん)という古き良き伝統も、LRの登場で崩れた。

 結局、FINAは10年1月、LRで使われたラバーやポリウレタンの使用を禁止。足首まで覆っていたロングスーツも禁止され、身体を覆っていいのは男子が腰から膝まで、女子は肩から膝までとした。

 この結果、メーカーによる水着開発の余地は狭まったが、選手が全ての水着を試し、本当にいいと思う製品を選ぶようになったため、各社の真の実力が厳しく問われることになった。

 各メーカーは従来、競泳用水着を夏季五輪に合わせて、4年ごとにつくっていたが、今や「毎年の各種大会ごと」の開発競争となっているという。

 採算厳しく

 ミズノはかつて、英スピードとライセンス契約を結んでいたが、スピードがLRを発売する直前の07年に契約が切れ、自社ブランド水着の展開を始めた。

 当初、圧倒的シェアを持つスピードや伊アリーナには遠く及ばず、世界大会で着用した選手はわずかだった。

「メーカーとしては、やはり売らなければいけない」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。