北欧雑貨「タイガー」が残した功績 大阪で示した企業誘致のあり方 (3/4ページ)

2013.9.7 19:00

レジ増設などのため臨時休業したデンマーク雑貨店「タイガー」=大阪市中央区

レジ増設などのため臨時休業したデンマーク雑貨店「タイガー」=大阪市中央区【拡大】

  • 約1カ月ぶりに営業を再開し、にぎわうタイガーコペンハーゲン=22日、大阪市中央区(前川純一郎撮影)
  • 若者の町、アメリカ村にある「タイガー・コペンハーゲン」

 海外ブランドが日本に進出する場合、商社やコンサルタントなどの専門家が間に入るか、日本の事情に詳しいパートナー企業と一緒に事業をスタートするケースがほとんど。ところが、タイガーは単独で日本法人を立ち上げ、1号店をオープン。しかも、ファルシグ元社長が単身来日し、情報収集から始めたという。

 その際に活用したのが、日本貿易振興機構(JETRO)大阪と、大阪商工会議所・大阪府・大阪市が共同運営する大阪企業誘致センター(O-BIC)だ。

 これらの組織は、会社登記や広報などを支援し、通関などの専門家や同社とのビジネスを希望する日本企業などの紹介を、無償で行ってきた。

 世界に発信「チャレンジ都市大阪」

 支援側にとって、タイガーの“脱大阪”はさぞや残念だろうとも思ったが、O-BIC担当者は「大阪に残した功績は大きい」と明かす。

 大阪の企業誘致のスタイルは、機械や医療などの産業集積という地の利を生かし、メーカーと卸売業、卸売業と小売業など企業同士をマッチングさせる「BtoB」が主体だった。

「日本でのチャレンジをぜひ大阪で、と海外にアピールできることがわかった」

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