日本マクドナルドの全店売上高【拡大】
確かに、今回の人事発表ではHDの役員に変更はなく、原田氏はHDの会長兼社長兼CEOと日本マクドナルド会長は継続する。「HDのスポークスマン、事業会社会長として新社長を全面的にサポートする」と、引き続きグループ全体の経営に当たる考えも示した。
とはいえ、HDの連結売上高の99%を占める日本マクドナルドのトップの座から降りたことで、事業基盤の最重要部分を譲り渡したことは明白。今年6月にソニーとベネッセホールディングスの社外取締役に就任したこともあり、業界では「年内にはHDの役職からも退くのでは」との見方が広がっている。
原田氏は04年、アップルコンピュータ(現アップル)の日本法人社長から日本マクドナルドHDの副会長兼CEOに就き、その後、HDと事業会社の両方のトップとなった。「100円マック」「プレミアムローストコーヒー」の投入、不採算店の大規模閉鎖などを進め、同社を高収益体質へと転換させ、06年12月期から6期連続で営業増益を達成した。