世界の銅地金受給【拡大】
地球環境対応から原単位が薄くなったり細くなったりしても、それ以上に、銅が使われる製品が増えているということだ。
経済発展とともに中国など新興国で銅需要が伸び、それに伴って価格も上昇してきた。10年前には1トン当たり2000ドル前後だったが、最近は7000ドル前後で推移している。
PPCの大井滋取締役常務執行役員は「本来ならそんなに高くなれば、銅が使われなくなることも考えられる。しかし、新興国のキャッチアップで、消費はグングン伸びている。少々値段が上がっても、それに代わるものがなかなか出てこないからだ」と説明する。
崩れる還元制度
代替品が現れないから銅の奪い合いは続く。特に中国。伸び率こそ鈍化するものの、2013年には世界の銅地金消費量(2059万トン)のうち、4割超に当たる880万トンを消費する。東南アジアの消費量はまだ100万トンに満たないが、15年にかけての伸び率は12%を超える。大きなマーケットになることは間違いなく、銅の安定調達先の確保が課題となる。