富士重工業の「スバルXVハイブリッド」は販売が好調で、生産も順調だ=4日、群馬県太田市の同社群馬製作所矢島工場【拡大】
次は中国
ただ、「規模を追う」戦略には消極的だ。年50万台以上の販売を毎年続けるとなると、ある程度の販売実績が期待できる小型車の展開が必要となり、「量が勝負を決める世界に突っ込むと、規模の小さいスバルでは負け戦になる」(吉永社長)というのが理由だ。
吉永社長は「他社と違うことをやることにスバルの存在意義がある。軽自動車、小型車は作らない、(中国、ロシアを除く)新興国に原則行かない、米国で高い車しか作らない。これを極めれば勝てる」とも話す。
吉永社長は米国市場の次のターゲットを見据える。2年前に計画したものの、いまだに認可が下りていない中国での現地生産だ。
「SUV(スポーツ用多目的車)などが主流のスバルは、ニッチ分野が受け入れられる巨大市場でしか生き残れない。中国はそういう意味でも重要」(吉永社長)として、米インディアナ工場の増産準備が終了次第、人員を中国生産の立ち上げ要員として振り分けたいとの意向を示す。