日本製紙の合弁会社が建設を進める新工場=タイ西部のラチャブリ県バンポン【拡大】
米国の印刷業界では、大量印刷に向くオフセット印刷に対し、小回りが利く少部数向けの商業用インクジェット印刷の導入が増えている。三菱製紙はここを商機とみて、商業用インクジェット印刷向け用紙の販売拡大を狙う。「顔料と染料のどちらにも対応できるなど印刷機やインクを選ばない」(和気氏)ことも大きな強みだ。
同社は2015年まで3年間の中期経営計画を見直し、練り直した海外戦略を盛り込んだうえで11月中旬にも公表する予定だ。
王子ホールディングス(HD)は、段ボールなどの産業用紙に注力する。段ボールは、よりユーザーに近い場所で生産することが求められるため、成長市場の東南アジアに数多くの拠点を設置。3月にはカンボジアで新工場が稼働し、5月にはベトナムで第3工場が操業を始めた。ミャンマーでも段ボール工場の建設に向け、年内にも現地法人を設立する。