MM総研は9日、2013年度の国内スマートフォン(高機能携帯電話)市場予測を、3月時点の予測より170万台少ない2990万台(前年度比0.6%増)に下方修正したと発表した。NTTドコモのiPhone(アイフォーン)発売観測によるスマホの買い控えや、9月20日に販売が始まった新型アイフォーンの在庫不足が影響したもようだ。
従来型端末を含めた携帯電話の出荷総数は前年度比5.3%減の3960万台となり3年ぶりに4000万台を切ると予測。スマホの出荷台数比率は前年度より4.4ポイント上昇して75.5%となる見通し。
9月末時点のスマホ契約数は5015万件で、全体の42.2%に達した。基本ソフト(OS)別シェアは、米グーグルのアンドロイドが63.0%、米アップルのiOSは35.6%だった。iOSの比率は漸減傾向だが、9月20日に新型アイフォーンが発売されたことで今年1月末より0.8ポイント改善した。