近年の主な地域金融機関の再編【拡大】
中小企業支援では、都民銀が海外戦略の提供にノウハウを持つ。八千代銀も幅広い取引先を持ち、「両行の取引先をマッチング(紹介)すれば、新しい事業が生まれそうだ」(柿崎頭取)と期待が膨らむ。
両トップは「地域金融の担い手として確固たる基盤を築きたい」と強調。統合の詳細を詰める委員会を立ち上げてスムーズに最終合意を図り、統合効果を早急に生み出したいとの意気込みにあふれる。
地域金融機関の経営統合では、福岡市の福岡銀行が中核となり、熊本市の熊本ファミリー銀行(現熊本銀行)と長崎県佐世保市の親和銀行が07年に順次統合し、ふくおかフィナンシャルグループが生まれた例がある。ただ3メガバンクグループに集約された都市銀行に比べ、地銀の再編は進んでいない。
M&Aが常態化しつつある日本でも、相手選びでは「経営理念が合い、トップ同士の信頼関係を築けること」(損保首脳)が成功の基本条件となる。