佐藤頭取も会見で「縦割り意識があった」と認めた。だが、今年7月に傘下2行が合併し、悲願の“ワンバンク”を実現。グループを束ねてきた佐藤氏と塚本氏が退けば組織が崩壊しかねないという危機感が、両氏がみずほFGの“2トップ”にとどまる背景にある。
みずほFGの改革を支えてきた金融当局も、当初から佐藤氏の辞任をのぞまない雰囲気があったようだ。
「どういう社内処分であっても、世間から非難されることは覚悟している」。“最大の焦点”だった経営陣の社内処分の決定を受け、みずほ銀のある幹部もこうため息をもらす。
自民党は今回の問題で29日に金融調査会と財務金融部会の合同会議を開き、佐藤氏から事情を聴取すべきだとの声も上がる。予想される2トップ体制維持の批判をかわすことができるのか、正念場はこれからだ。