“バラエティー史”そのもの 「笑っていいとも!」の功罪とは… (3/4ページ)

2013.11.3 13:33

 たしかに、僕らにとってのタモリさんは、イグアナの物まねや4カ国国際親善麻雀であり、中学時代に聴いたニッポン放送「オールナイトニッポン」や現在放送中のテレビ朝日・ABC系「タモリ倶楽部」でのバカバカしくも知的なそれでした。さらに、早稲田大学モダンジャズ研究会出身で、天才ピアニスト・山下洋輔さんらいわゆる“筒井・洋輔文化圏”で培った瞬発力と即興性でしょうか。

 その魅力が最大限に生きたのが「テレフォンショッキング」。影山教授はそう言います。電話をはじめ番組内での行き違いやトラブルもそのまま見せてしまう。当時は実に新鮮に映りました。のちのバラエティーにも大きな影響を与えました(多少の仕込みがあったと聞きますが、今となってはそれも“込み”でしょう)。

 あるいは、さんまさんや鶴瓶さん、爆笑問題ら大物とのトークですか。そこでのタモリさんは“自分を消せる”というか、ガンガン前に出る彼らに対し、一歩引いて受け流す。サックス、トランペットを吹きまくる横で、涼しい顔をしながらベース、あるいはハイハットを刻む。遊びながらもちゃんと奏でている。ジャズなんですよね…ちょっと横道にそれました。

長寿番組における引き際の難しさ

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