携帯電話各社が8日発表した10月の携帯電話契約数によると、新規契約から解約を引いた純増減件数は、NTTドコモが3万7100件の純増となり、2カ月ぶりにプラスに転じたものの、いぜん大手3社中最下位が続いている。9月から取扱いを始めた米アップル社製スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone」は人気機種の品薄が続いており、投入効果はまだ乏しいもようだ。
ドコモは9月は6万6800件減と過去最悪の実績だった。iPhoneの取扱い開始により、10月は大きく改善したように見えるが、その前の8月は4万3000台の純増と10月分より多かったため、効果は何ともいえない。
首位はソフトバンクモバイルで22万9400件の純増となり、22カ月連続でトップ。KDDIは15万8900件だった。
一方、同じ電話番号で携帯電話会社を変更する「番号持ち運び制度」(MNP)の転入出数は、KDDIが8万3900件の転入超過で25カ月連続トップ。